第169回(2023年 上半期) 芥川賞受賞 市川沙央 「ハンチバック」
<Amazonより>
「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」
井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。
両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆる言葉を送りだす――。
<感想>
障がい者である主人公の話。健常者とは、障がい者とは。実話なのか、フィクションなのか。現実なのか、空想なのか。場面がいくつかに分かれ、退屈せずに読めました。
言葉はやや難しめでしたが、それがゆえに繊細な描写が楽しめました。
ある程度本を読んでいる人には、新鮮な衝撃だと思います。
本好きの高校生はチャレンジしてもいいかも。中学生にはちょっと早いですね。
塾に置いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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